レーシックまるわかりガイド

費用・安全性などについて検証!老眼や白内障の最新治療も!

レーシックまるわかり!
画像

レーシック手術における損害賠償請求

レーシックとは角膜屈折矯正手術の一種で、眼の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより視力を矯正する手術である。
近視を補正する場合、メガネやコンタクトレンズの使用によって視力を矯正することが一般的だが、レーシックでは角膜を矯正手術することにより正視の状態に近づけ、これにより裸眼視力を向上することが出来る。
日本では2000年に現厚生労働省がエキシマレーザーの使用認可を出してから受けられる手術となっており、まだ歴史が浅い。
角膜を手術するため、患者個人による差異はあるものの、照射のずれによる乱視や飛蚊症、ドライアイや視力再低下などの合併症や、角膜感染症を引き起こす場合がある。
ちなみに手術後にこのような合併症が起きたのにもかかわらず、手術した病院で解決出来ず、さまざまな病院を訪れるものの検査結果に異常が見られず、適切な治療を受ける事が出来ない人々のことを「レーシック難民」と言う。
この言葉が広く世間に認知されることとなった事件が「銀座眼科に対する損害賠償請求」である。
患者によっては角膜感染症を発症する可能性がある、とはいうものの、通常屈折矯正手術における角膜感染症の発生頻度は5000例に1例程度とされている。
しかし2008年から2009年にかけて「銀座眼科」で近視矯正手術を受けた患者639人のうち1割に当たる67人が感染性角膜炎に集団感染したのである。
この原因としては、本来手術を行うに当たっては、角膜に一定の厚さが必要なため、角膜が薄くないか、眼に疾患を抱えていないか、といった適応チェックを事前に行う必要があるにもかかわらず、全くチェックをせずに即日手術を行っていたこと、日常的に手術室が待合室から見えるほどに衛生的に隔離されておらず、更に医療機器の滅菌消毒が不十分であったことである。
50人の患者たちは、手術器具の衛生管理を怠り、角膜炎を発症させたとして元院長である溝口朝雄を相手取り、約4億3000万円の損害賠償を求める裁判を起こし、2012年7月に和解が成立した。
この事件はマスコミ等で大きく報道され、日本におけるレーシック手術に対する警鐘となったことは間違いない。
事実、この事件後、日本眼科学会ではエキシマレーザー屈折矯正手術のガイドラインの見直し、屈折矯正手術講習会の実施回数増加と参加アクセスの改善、講習会再受講の義務化、合併症実態調査の実施などの改善策を講じた。
この取り組みの中で、手術に当たって同意書に署名捺印し、手術内容について医師が適切に説明を行ったことを書面で残すことが推奨されたこともあり、損害賠償を請求する裁判自体は減ってきてはいる。
しかし「レーシック難民」は現在でも数千人単位でいると言われており、テレビ等のマスコミで取り上げられることもある。
こういった病院側とのトラブルを回避するために、この手術を行うに当たっては、インフォームドコンセントがしっかりしている、など信頼できる病院選びはもちろんのこと、術後の合併症や後遺症などの危険性についても自ら納得がいくまで調べ、「100パーセント安全なものではない」という意識を持って臨むことが大事と言える。

Main Menu

無料カウンセリング

実話体験談